109502 ランダム
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おそらのうえで。

おそらのうえで。

*君を好きだということ*


見たことのない世界

  見たことのない自分。


*君を好きだということ*


朝が大嫌いだった私が

朝が待ち遠しくてたまらない。


以前よりも念入りな

身だしなみチャック。


「いってきまーす」

今までぎりぎりにしか

家を出なかったのに

今は余裕をもって

家を出る。


「おはよ」

駅のホーム。

君のいる世界。

すべてがきらきらひかってて

すべてが心地いい。


あんなに嫌いだった満員電車も

今じゃそんなに嫌いじゃない。

人が多くなるにつれて

君との距離が縮まって

君のぬくもりと君の音が

近くに感じられる。


「何笑ってんの」


君といると自然と

顔が緩む。


「なんでもない」


君に出会って

君に恋をして

笑顔が増えた。


君といる世界はまぶしくて

あたたかい。


でもね

汚い部分も出てきちゃう。



私じゃない女の子が

君に触れるのを見るだけで

うまく笑えなくなる。


「不機嫌じゃん。どうした?」


君が声をかけてくれるのが

君が気にしてくれることが

うれしいくせして


「そんなことないし」


素直になれなくて

差し伸べられた君の手を

跳ね除ける。


今まで一人でも平気だったのに

今ではこんなにも

寂しいと感じてしまう。


君にすぐ

あいたくなっちゃう。



今までみたことのない

かがやいた世界と

今まで見たことのない

真っ黒な汚い私。



でもそんなきたないの

全部振り払ってくれるのは

君の笑顔。


君に出会って

君に恋をして


君が私のすべてになった。

君が私の中で

占める割合が大きくなるほど

知らないモノが見えてくる。



それもこれも全部

私が君を

好きだってこと。


くやしいくらいに君を

好きだってこと。



* ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * ☆ * 

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bbs

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